INTRODUCTION
『午前0時のラジオ局』は、ラジオ局で働く人々の奮闘を長崎放送の現役アナウンサー村山仁志が描いた、少し不思議で心温まる物語です。この小説をニッポン放送パーソナリティ上柳昌彦が、自身の番組「上柳昌彦
あさぼらけ」(月午前5時~6時、火~金午前4時30分~6時※午前4時30分~5時は、全国33局ネット)で、紹介したことが、舞台化のきっかけとなり、2023年、東京、大阪、長崎にて上演されました。
幕が明ける前から舞台化が話題となり、原作本も増刷が決定し、Amazonの日本文学ランキングTOP10入りしました。2023年公演は、長崎放送開局70周年記念公演でもあるため、作品の舞台である長崎を千穐楽の地となり、キャンペーンのために福田悠太(ふぉ~ゆ~)/浜中文一の主演2人も現地での宣伝に参加し、地域も一体となり公演を盛り上げました。
公演終了後の2024年、原作者・村山仁志の新作『午前0時のラジオSAGA』 の連載が、5月23日(木)~10月10日(木)の 約半年間佐賀新聞創刊140周年記念作品として毎日連載されました。原作者の村山仁志、佐賀新聞社、そして、山口祥義
佐賀県知事からも「次は是非、佐賀の小説で舞台化の実現を」というお声がけをいただき、本作は、舞台の第2弾として、舞台『午前0時のラジオ局 ―満月のSAGA―』
を上演いたします。
STORY
駅前広場に向けられたラジオ局のスピーカーは、夜22時には無音になるが、深夜0時になると突如 「不可思議な深夜番組」が流れ始めることがある。
その深夜番組は『ミッドナイト☆レディオステーション』。
幽霊でありながら長崎県でラジオ番組を作り続けていたディレクターの蓮池陽一(福田悠太)の手掛けた番組で、佐賀で出会ったDJ志望の清水杏慈英凛華(高柳明音)とともに放送していた。
ひょんなことから、恋人である花音(宮﨑香蓮)を亡くした男子大学生・酒谷昇太(高田 翔)が陽一とアンジェリカに深夜ラジオで関わり、不思議な現象に巻き込まれるが…